2024年熊本県八代市産地研修 製織体験編

ブログをご覧いだだきありがとうございます。

2月8日から10日まで
日本一のい草の産地である
熊本県八代市へ産地研修へ行ってきました。

最終日は畳表の製織体験です。
実際に織機を動かして
畳表ができるまでの工程を学びます。

お世話になっている産地問屋「平住産業」さん主催の
産地研修会で
北は北海道から南は地元熊本県の畳店さんまで
高い志を持った畳店さんが
集まりました。

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今回お世話になった農家さんは
中田守さんです。
同世代の若い農家さんです。

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次男同士が同じ2年生で
「おとうさんのあとつぎができますように」
という願い事を書いたという
ほっこりするエピソードも聞けました!

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とても大きく立派でキレイに整頓された作業場で
織機が6台も並んでおり
昔現職の総理大臣が視察に来たことがあると
お聞きしました。

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い草を織る前に適度に水分を与えるため
加湿する作業を終えて織る準備ができたい草の原草です。

この加湿が畳表の出来栄えに影響する
非常に重要な作業との事です。

加湿が少ないとい草が切れる原因になったり
機械の調子にも影響が出るし
加湿が多いとい草の色合いが悪くなってしまうそうです。

その日の気温や湿度によって
加湿の割合を変えなくてはならず
とても重要な作業です。

さらに織る直前に適度な
水分を加えます。

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さらに折れたり色の悪いい草を
広げて取り除き織機にい草を
セットしていきます。

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実際に作業を体験させて頂きました。
今回2回目となるのですが
なかなかうまくできません。

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い草の端の要らない部分を
カットする作業です。
とても切れます!

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中田さんの田んぼにも
お邪魔しました。

い草を育てる上でのこだわりや
より質の良いい草を育てるには
どうしたらいいのか?
必死に勉強している努力が
ひしひしと伝わってきました!

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最後に一緒に写真をとって頂きました。

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今回は貴重な同世代の若い農家さんと
交流ができ充実した時間が過ごせました。

い草農家さんの減少がかなり進んでおり
自分もかなりの危機感を抱いています。

そんな状況ではありますが
若い農家さんが頑張っている姿をみれたり
同世代の農家さんと交流ができ
色々とお話できることで
こちらもかなりのパワーを頂くことができます。

畳表を仕上げることは簡単な作業ではなく
長い時間と労力が必要になります。

この業界の未来のためにも
農家さんが丹精込めて織った畳表の
価値をしっかり伝えてより多くの熊本県産の畳表を
お客様に届けることで
今回の研修でお世話になった農家さんに
恩返しがしたいと思います。

今後もより良い品質の畳表を
お客様に届けられるように
努力していきます!

これからも高田畳店を
よろしくお願いします。

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