2017年 くまもと産地研修 1日目

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回紹介するのは、2017年のくまもと産地研修です。

畳表の日本一の産地は熊本県八代市です。
いぐさは熊本県八代市で9割生産されています。

前回の研修では、田んぼからイ草を刈取り
泥染め、乾燥させ保管するところまでを体験しました。

今回の研修は、保管していたイ草をを選別し
織機にかけ畳表にして仕上げるまでの工程を
体験してきました。

初日は、熊本の産地問屋さん「肥後物産」で
イ草の品質の勉強会および2日目の製織の工程を
詳しく説明を受ける勉強会です。

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実際に畳表を見ながら良い畳表の見分け方を
勉強してきました。

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変色しやすい古芽と新芽の見分け方です。
左のイ草の方が太いのがわかります。
つまり左が古芽になります。

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写真のように根と穂先が互い違いに
織られて畳表が完成します。

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左と右の畳表を比べると
右の畳表の方が黒ずんでいるのがわかると思います。

品質の悪いイ草が混じるとこんなに
黒ずんで変色してしまうんですね。

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いい畳表と悪い畳表の大きな違いは、
品質のいいイ草は日焼けすると
きれいな黄金色に変わっていきますが

悪い畳表は、黒ずんだ草が混じって日焼けすると
綺麗な色には焼けていきません。

新しいうちはきれいに見えても
日焼けすると大きく変わる畳表。

より良い畳表を選ぶためには、このような
目利きが必要になってくるわけです。

この研修を受けることで
畳表の品質を選ぶ目がかなり磨かれます。

その後は製織工程の説明を受け
いよいよ2日目の製織体験に入ります。

2日目に続く~。

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